開き扉

木製建具金物アドバイザーhk/ドアチェック(標準金物一式)について

ドアチェック(標準金物一式)について

今回は建具の中で「開き扉(ドア)」の開け閉めするを制御するドアチェック(標準金物一式)について解説します

ドアチェック、ドアクローザーなどの呼び名がありますが、ここではドアチェックと呼びます。以前はニッカナ(NHN)製が主流だったり、美和ロック製がありましたが、今後はリョービ製と日本ドアーチェック(ニュースター)製の2社にほぼ絞られてくるのでこちらを中心に解説していきます

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ドアチェックのストップのあり、なしについて、消防検査の際に避難経路に当たるドアはストップなしのドアチェックを要求されますが、リョービ、ニュースター共に上記品番からSを抜けばストップなしの品番になります。トイレの入り口もストップなしがいいでしょう

(標準金物一式)ドアチェックの選び方(1)

木製建具工事で一般的に使用されるドア重量(~45㎏以下)では2社共に「2番」とされるものが標準金物一式となります。「1番」は目安ドア重量15~30㎏、「2番」25~45㎏、「3番」40~65㎏ですが、「3番」は木製建具工事ではあまり使用されません。色はシルバー色を選定します。色はレバーハンドルと合わせたり、ドアの表面材の色と合わせたりします

(標準金物一式)ドアチェックの選び方(2)

基本的にはパラレル段付きブラケットを選びます。詳細を決定していく際は、木製枠か鋼製枠か、上枠に戸当たりがあるか、客席側(もしくは廊下側)に対して内付けか外付けか、などを平面図を元に打合せしていくことになります

(標準金物一式)ドアチェックの品番

リョービ製「S1002P」「S22P」SV色、ニュースター製「PS7012」「PS7002」SV色になります。各メーカーのオススメが先の品番、普及品があとの品番になります

リョービS1002Pを含むカタログページ

リョービS22Pを含むカタログページ

ニュースターPS7012/7002を含むカタログページ ※カタログコピーを提出する場合にはこちらのリンクでは不十分かもしれません

ドアチェックについては沢山の質問を寄せられるので、それぞれ個別に解説していきます。以下に代表例を箇条書きにしておきます

  • コンシールドドアクローザーとは
  • 平ブラケット、段付きブラケット、ビス穴が一直線のブラケット、千鳥穴ブラケット、L型ブラケット、背板(ドロッププレート)など用語解説
  • リョービドアマン、オススメと注意点
  • ドアチェックの選定方法及び失敗事例など
  • リフォームなど既存ドアチェックの交換について
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ドアチェックの取付けは、ドアの吊り込み後になるので打合せが後回しになりがちです。ただ打合せ不足で取付けの表裏を間違えると、木枠と表面材に隠し切れない傷痕が残ります。たかがドアチェックと思わず、早めに手当てしておくことをお勧めします

文責:木製建具金物アドバイザーhk

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