アクリルパネル設置について(コロナウイルス対策)
アクリルパネル(アクリル板)はアルコール消毒液で劣化の恐れ有り
コロナウイルス対策で急ごしらえでビニールカーテンが必要な状況でしたが、天井のボードにステープルで仮止めしているなど長持ちはしないため、常設で設置できるような手段を考えていく必要があります
次に思いつくのはアルミチャンネルで天地で挟み、アクリルパネルを立てることですが、アクリルパネル(板)の小口面(切断面)からアルコールが染み込むと劣化して破損する恐れがあります
対策として、小口面にアルコール消毒液が染みないようにコーキングを施す、消毒液を食器洗剤液を薄めたもの(界面活性剤入り)にする等があります
そもそもアクリルパネル(アクリル板)が欠品している
上記のようにビニールカーテンの次はアクリルパネルだと、みんな思いつくので、アクリルパネル(アクリル板)が品薄になってきています
アクリルパネル(アクリル板)のような透明な板で代替品は
- 樹脂ガラス(ポリスチレン)…アクリルより柔らかいが、水には強く、お風呂場のドアにはこちらが使用されています。柔らかく割れにくいが風でもバタつくぐらいの硬さ。穴あけ加工不可(溶ける)。安価。アルコール消毒液不可。
- ポリカーボネート…アクリルより硬く、水にも強い。自動車のヘッドライトはこちらの素材で出来ています。優秀なため高価。アルコール消毒液不可。
- 塩ビパネル…透明度がアクリルパネルより若干落ちます。ビニールカーテンはこちらの素材でできているものが多い。難燃性、対薬品性から、アクリルパネルが欠品している場合はこちらが候補になると思います
まとめ
建具金物となんの関係があるのかと思われるアクリルパネルの投稿ですが、ただパネルを立てるのが現段階、次の段階ではそのパネルに「開き扉を付けて欲しい」「フリッパー扉が必要」など要望が加速していくと思います。その点は次回解説していきます
文責:木製建具金物アドバイザーhk