アクリルパネルの設置についてその2(コロナウイルス対策)
天井とカウンターで固定する場合
現状のビニールカーテンのような用途で設置する場合、天地で挟みこんで固定する方法が考えられます。天地の高さギリギリで設定して横から滑らせて入れるか、天井のチャンネルを呑み込みの深いものにしてケンドンで入れるかの2択になるでしょう
アルミチャンネル5ミリアクリルパネル用上部一例
アルミチャンネル5ミリアクリルパネル用下部一例
上記の方法などはあくまで「ビニールカーテンよりマシ」程度のものだと思います。今後の情勢や世間の空気感により、木製で框を組んだ常設の間仕切り扉が必要になるかもしれません
天井と床で固定する場合
天地でつっぱりポールを立てる方法もあります
ポールを立てて間仕切る部材一例
アクリルパネルに扉を付ける
設置する場所により、扉が欲しいという要求も生まれると思います
スガツネ「HGーBF3ー2LRーSC 」左右勝手あり
扉を開口部にカブセて上記のバネ蝶番で吊る方法です。現状この1択です
最後に
今後アクリルパネルの需要が増えると言っていましたが、それ以外にも簡易的に密閉空間を作りたい等、間仕切りパネルの問い合わせが増えてきています
皆さまの不安を煽るわけではありませんが、病院やスーパーやコンビニのレジ以外でも間仕切りパネルが必要になるのは確実です。飲食店、美容院、事務所の受付など、数限りなくあります
「コロナウイルス対策済み店舗」というまだ形になっていないものを目指して情勢は刻一刻と移り変わります。台湾では街の食堂が会員制になるなど、全く知らない他人と同じ空間にいることに不信感を持つ感覚はしばらく消えないと思います
引き続き私たち建具金物屋及び建具屋に要求されるであろう情報を仕入れていきます
文責:木製建具金物アドバイザーhk